プロフィール

 

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ごあいさつ

 

HONESTホームページにお立ち寄りいただき、ありがとうございます。
私 小泉直子は、ビジネスリーダーのライフ&キャリアコーチとして、『社会を・会社を・チームを・自分が関わる人たちを良くしたい!』と頑張るひとの心の懲りをほぐし、可動域を広げるサポートをしています。

MY STORY

 

1965年 神奈川県 茅ヶ崎生まれ  小学校から鎌倉で育ちました

 

1988年 慶應義塾大学文学部人間科学専攻 卒業

 

同年  株式会社三越 入社

就職活動当時は、「男女雇用機会均等法」が施行されて3年目。「女子総合職」が流行語のように飛び交っていました。私は、自分が総合職になりたいと思う以上に、総合職として働く女性たちは早晩、ストレスの壁にぶち当たるだろうと確信していました。だからこそ、働く女性が元気でストレスなく生きられるようにサポートする仕事に就きたいと強く思い、恩師に相談。すると百貨店を勧められたので、素直に受験、入社しました。

売場勤務を2年。しかしあまりの単調さに嫌気がさし、大学院に復学

1992年 慶應義塾大学経営管理研究科修士課程 修了

慶應ビジネススクールでは、毎日が分析と議論の連続。本当にたくさんのことを考え、他人の意見を聞き、自分の意見を語りました。知らない業界のこと、管理職の立場・・・自分が見たことのない世界を見て、何か吹っ切れました。
「どこの会社も悩みは一緒だ」「売場2年の経験では、三越は語れない」
だから、入学当初は転職も考えていましたが、三越に復職することにしました。

 

その後は、店舗の販売促進、戦略・企画、広告・マーケティング等に従事、本支店の営業推進部マネジャーとして、チームを率いました。 在職中の持論は「顧客満足は従業員満足に起因する」。百貨店内のさまざまな雇用形態の従業員のエンパワーメントに傾注、モチベーションを上げるための数々の業務改善、しくみづくりに力を尽くしました。
一方で、長年の業績不振により相次ぐ店舗閉鎖、早期退職勧奨などが実施されながら、社内の意識改革が一向に進まないことに危機感を感じ、訴えてまわるも聞き入れられず、空回りが続きました。

 

2007年、三越が伊勢丹に統合されるという事実が発覚

それ以降、従業員は大混乱に陥るものの、組織や人事は粛々と統合に向けて進んで行きました。
私は自身の衝撃を受け止めきれないまま、業務として従業員の意識活性化や統合に向けてのソフトランディングを担当していました。しかし前に進む力を振り絞ることが大変に苦しく、無理やり元気にしていても、同時に激しく落ち込んでいました。

そんなときに友人に勧められて門をたたいたのが、コーチング講座でした。
講座では、今までの私の怒りや悲しみ、前のめりの空回り感などが、私の人生でのさまざまな思い込みによって起きていることが浮き彫りにされ、ショッキングな気付きが連発。驚いたり号泣したりしながらも、「分厚いコートを一枚ずつ脱いでいく感覚」がなんとも爽快で、固まった筋肉がほぐれ、心の可動域が広がっていく感覚を味わい尽くしました。

その出会いをきっかけに、会社の統合の目処が立った2011年3月に退職し、プロのコーチとして独立しました。

また、2012年より、大学で組織行動学の講師も務めています。コーチング手法を授業にも取り入れ、一見おとなしい現代の学生の芯の強さ、熱さを引き出し、本人の自信につなげ、前を見て歩いて行けるよう、ここでもまた、熱く関わっています。


これまでの経験で学んだこと

 

自分の心は、誰にも奪えない

20代後半のあるとき、父の会社が倒産しました。そして実家が借金の抵当として摂られてしまいました。突然のことで言葉を失うくらいショックでしたが、しばらくして、「モノは奪われたり失ったりするが、教育を受けたこと、価値観・信念は誰からも奪われない」と実感しました。むしろ、モノが何もなくなったときに真価が問われる、そこで勝負できるかどうかだとも思いました。そして、「私、けっこう大丈夫だ」とも思いました。
心を鍛える、そのために学ぶことがとても大切だと思います。学びから、自分が大切にしている価値観をしっかりと持つことです。信念をもてると、何が起きても、揺るがないのです。

 

怒りのエネルギーは、結局はマイナス

入社以来勤めていた会社が同業他社に統合され、自分たちが「被征服者」になったことも、大きな衝撃でした。
そこに至るまでに鳴らした(つもりの)警鐘は、ことごとく無視され、そのたびに怒り狂っていた私。
そして、統合された側になったときから慌てふためき、生き延びようとさまざまに画策する偉い方々を見て、それにも傷つき、そして彼らを憎みました。その時の私は、怒りのエネルギーでなんとか前進していたように思います。
でも、そのときに吐いた言葉、撒き散らした負のオーラの毒性は強烈だったろうと、今は思えます。
毒のために、周囲と要らぬ衝突をしましたし、目上の方に酷いことを言ったことで、私の部下にも迷惑をかけたこともありました。 怒りや過度の正義感は、むしろ悪影響しか与えませんでした。
そして最も悪いことは、負のオーラの毒性は、最後には自分をも蝕むほど強いということです。


「思い込み」は、自分を縛る原因

コーチング研修中のさまざまなワークを通じて、自分の頑張りすぎの根源は家族との関係にあるのでは、と気付かされました。ずっと「手のかからない子」を演じていたけれど、本当はもっとわがままを言いたかった、もっと甘えたかったとわかりました。そして、いい子でいさせられたのを家族のせいにして、そのことを無意識に恨んでいた、ということも。その「小さい頃のわたし」に気付き、彼女の言葉を聞き、受け容れたとき、家族に対するわだかまりも消えました。結局それは全部、私が勝手に思い込んでいたことだということもわかり、家族にそれを正直に伝え、感謝の言葉を言うことができました。
ずっと抱えてきた思いこみを手放すことができ、家族とわかりあえたことは、コーチングで得た最高の収穫です。

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